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chimotyのメモ書きブログ

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SIerで働くということ

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System Integrater(通称SIer)て知ってますか?

簡単に言うと、ITサービス提供企業です。
主には受託開発を指します。

 

IT業を生業にしている方のほとんどはこのSIerに従事しています。

 

基本はエンドユーザがいて、そこからIT案件を受注する大手のSIerがいて、それの下請けや協力会社が何社もネズミ講のように入り混じっているのがこの業界です。

 

約7割は客先常駐型の勤務形態です。

契約的には業務委託のシステムエンジニアリングサービス(SES)や請負、派遣などの形態があり、どの契約を結んで業務に取り組むのか、これは会社によってまちまちです。

 

端から見たら派遣社員同然なので、個人の技術や能力を提供するのがお仕事です。

(実際には客先でIT製品をつくっているのですが、自社のものではないため、自社に資産が残らないんですよね)

 

同じチームでシステムの開発や運用をしているといっても、全員違う会社の人、ほとんど違う会社の人、などの状況が一般的です。

もちろん所属会社が異なるので、給料も違いますし、そのほかの待遇もずいぶん違います。

 

どれだけ優秀なエンジニアやプログラマでも、下請けや協力会社の立場であれば、システム開発や運用方針に対しして意見を主張することも、商談を行うこともできません。

 

あくまでそこはエンドユーザの会社と元請けの会社との折衝ということになります。

 

しかもこういう客先常駐型ですと、勤務時間は月に契約している時間で決まります。

どれだけ暇でも8時間(会社によっては7時間など)そこにいないといけません。

 

月の契約時間の平均は140時間です。これを下回ると取引先から詰められたりします。

 

最近は残業規制も厳しく、月々の残業時間が多いとそれを抑えるよう指導が入ったりします。

 

Sierで働くのは楽ですが、働く自由度が低い、給料も低いというのが実情です。

基本的には客の言いなりに従わなければいけないため、急に忙しくなったり、暇になったりと予測できない波が激しい業界と言えるでしょう。

 

その分、責任という意味では、元請けが全責任を負うことになるので、下にいるSier企業は安心して仕事ができるのです。

(もちろん元請けからペナルティや契約打ち切りなどのリスクは背負います)

 

もっと詳しく書きたいけど、1年半SI業を経験した感想です。

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