こんにちは。
突然だが、あなたは貯金をしているだろうか。
貯金をしていなくとも、不動産など資産となりうるものを所有しているだろうか。
あなたもご存知の通り、今や日本はバブルの時期と比較しても賃金は大幅に低下傾向にある。
さらには消費税の引き上げや保険料の見直しなどかつてないほどに家計を圧迫する社会になりつつある。
5月に元号が令和に変わったばかりだが、はっきり言って多くの人にとっては経済的に余裕がない、厳しい生活が待っていると個人的に考えている。
それはあなたも例外ではない。
そのような時代に貯金や貯蓄、資産の保有は非常に重要だ。
しかし、超低金利社会の日本においては、貯金ですらこれからの社会を生き抜くには十分とは言えない。
ましてやサラリーマンの平均年収、あるいはそれを下回る年収の人は貯金だけでは決してお金を増やすことはできない。
もし、あなたが今は貯金をしていないけどお金は増やしたいと考えている、あるいは貯金だけでは不安だと感じているのならば、『貯金+α』でのお金の増やし方をお教えしよう。
- 1.まずは少額投資にチャレンジしてみる
- 2.投資信託を買って資産運用しよう
- 3.投資信託はどうやって投資するのか
- 3.長期スパンで投資すること
- 4.投資信託にもリスクはあることを心得よう。
- 5.まとめ
1.まずは少額投資にチャレンジしてみる
今回僕があなたにお教えする方法はこのブログで何度も紹介している、少額で始めれる投資である。
投資と聞いてあなたは何を感じるだろうか。
「投資てなんだか怖い。」
「投資はギャンブルだ。」
「投資でうまくいくのはごく一部だ。」
こんな声が聞こえてきそうだ。
僕も2年前(2017年)まで抱いていた投資のイメージはこんな感じだ。
どれも一理あるし、間違いではない。
しかし、これらのイメージが先行しているのは日々の株の売買、いわゆる『デイトレード』と言われるものだろう。
あるいは1Rマンションなど不動産投資かもしれない。
またあるいは通貨の売買である『FX』かもしれない。
仮想通貨取引もFXに近いだろう。
いずれにしてもこれらの投資(FXや仮想通貨は投機と呼ぶ)は上記のイメージが当てはまる部分があるし、投資などやったことがない初心者にとっては非常にハードルが高いものだと言える。
しかし、投資というものは決してお金が消えるリスクばかりではない。
むしろうまくやれれば、お金を大幅に増やすことができる。
だが、あなたが投資未経験者ならば、まずは少額で始めて、お金が減るリスクを回避しながら、体験したいと考えるだろう。
まずは自分のお金で、少額で投資を体験するというコンセプトで紹介していこうとおもう。
2.投資信託を買って資産運用しよう
気軽に少額で始められる投資とはどのようなものか。
投資未経験者に最もコスパの良い投資手法が「投資信託」による投資だ。
投資信託という言葉は聞いたことがあるかもしれない。
これは様々な企業の銘柄(株式)や債券などを詰め込んだパッケージ商品と言えばわかりやすいだろうか。
例えば、ある投資信託を買えば、トヨタ自動車にもソフトバンクにも楽天にも同時に投資できるといった感じだ。
要するに株式や債券、その他の金融商品の福袋のようなものだ。
別途記載するが、ネット証券経由で買えば、低いコストで買え、さらには100円や1000円といった単位で買うことができる。
お試し投資には非常に好都合な商品だ。
まずは投資を体験するという意味で数百円、あるいは数千円程度で始めてみよう。
3.投資信託はどうやって投資するのか
投資信託でどうやって投資するのか気になったことだろう。
投資信託は各企業の株式投資と異なり、実際の投資や運用はその投資信託の運用を担当するファンドマネージャーと呼ばれる人たちが行なっている。
つまり、僕たちがしなければいけないのは、投資信託を買うだけだ。
いくらで買うかは僕たちで決められる。
(商品によっては最低売買単位はあるが)
買ったお金(預けたお金)をファンドマネージャーがしっかり投資、運用してくれる。
いわば、他人任せの投資である。
他人任せとは言え、それぞれの投資信託には「目論見書」という、商品特性と商品の目標を記した約束事のようなものがある。
例えば、以下のような感じだ。
・Aという商品
→金を減らさない低リスクで小さなリターンを狙う
・Bという商品
→これから市場の伸びが期待される銘柄に注目した、高リスク・高リターンを狙う
商品によって、投資対象の国・業界・企業は様々だ。
ファンドマネージャーはこの「目論見書」に沿って、自らの投資の腕を発揮していく。
人にお金を預けるなんて考えたくもない、という人もいるだろう。
であるならば、自ら勉強して資産を増やしていくしかない。
投資信託にもリスクはあるので、他人の力を借りたくないのであれば、コツコツ貯金に徹する方が安全と言えるかもしれない。
もし他人の力を借りてでもいいから、お金を増やしたいと考えるなら投資信託での資産運用を薦める。
3.長期スパンで投資すること
あなたが今すぐにお金を増やしたいと考えているならば、投資信託による投資は最も不向きと言えるかもしれない。
なぜなら投資信託で資産を増やすには長期間での運用が必要になるからだ。
実績のある投資信託はどれも長期的視点で運用されているものだ。
これはコツコツ少しずつ投資していくことで高いリターンを得る方法だからだ。
長期的視点とお話したが、あなたはどれくらいの期間をイメージするだろうか。
5年だろうか?
あるいは10年だろうか?
いろいろな考え方があるが、投資未経験者が投資すべき商品はインデックスファンドと呼ばれる種類のもので、これは20年〜30年運用し続けることで高いリターンを得ることができる。
高いリターンとはどれくらいだろうか。
平均的には5%程度だ。
この5%の利回りを得るのがプロでも難しいということは理解してもらいたい。
プロでもない個人投資家が唯一勝てる投資が、時間を味方につける投資方法だ。
その中で低コスト・低リスクで始められるのが、この投資信託のインデックスファンドへの投資だ。
毎月コツコツと一定額を20年以上運用すること。
これが投資未経験者が目指す最初の投資だ。
4.投資信託にもリスクはあることを心得よう。
先述したが、投資信託は投資の中では比較的低リスク・低コストで運用できるものだが、もちろんそれなりのリスクも存在する。
あなたが気になるであろうポイントは以下かとおもう。
・元本保証はあるのか
・商品が廃止される可能性はあるのか
・お金が減る可能性はないのか
一つずつ見ていくとする。
①元本保証はあるのか
これは商品によって様々だが、元本保証がされている商品は少ないと考えるのが良い。
つまり、元本割れ(投資資金の全てを失う)の可能性は0ではない。
しかし、株式投資やFXなどと比較しても、元本が0になるくらいまで下落することはないだろうし、そういった商品は早々に消えてなくっていくことだろう。
もちろん、元本以上に失うことはないのでご安心を。
中には元本確保型と呼ばれるものもあるが、これはあくまで可能な限り元本は維持し続ける運用をする、という意味であって、保証されるものではない。
元本保証はないが、商品を間違えなければ、割れるリスクは極めて低いということを覚えておいてほしい。
②商品が廃止される可能性はあるのか
投資信託には運用期間が定まっているものと定まっていないものがある。
例えば、無期限のもの、10年のものなど様々だ。
しかし、無期限のものでも途中で運用が中止になることがある。
強制解除と言い換えることもできる。
これを繰上償還と言うのだが、多くは商品の運用のお金(純資産)が減ってしまって、継続できないとなった場合に引き起こる。
繰上償還については、その商品にも言えることなので、ここは気をつけなければならない。
③お金が減る可能性はないのか
肝心の投資したお金が減るのは嫌だよね。
その気持ちは痛いほどわかる。
僕だって右肩上がりのものに投資したい気持ちでいっぱいだ。
しかし、残念かな、投資資金が全く減らないような投資はこの世に存在しない。
なぜなら、株式で言えば株価という値動きがあるからだ。
これは政治や経済などの世情に左右されるからだ。
例えば、Amazon。
いまや飛ぶ鳥落とす勢いのアメリカのグローバルIT企業である。
しかし、たとえAmazonの業績が右肩上がりでも、政治や経済の状況によって、投資家が株を売ったり買ったりするのでどうしても下がる場合だってある。
しかし、長期的に見れば、右肩上がりということは十分にありうる。
一時的な損(それが数ヶ月なのか数年なのか状況次第だが)を受け入れた上で、投資する姿勢が必要だ。
重要なのは、一時的な損をカバーできるリターンが見込める投資をすることだ。
5.まとめ
以上のように貯金や貯蓄だけでは厳しい社会の中で、僕たち一般人が資産を増やす、最も身近な方法をお伝えしてきた。
今回はまずは「投資信託」で資産運用すること、そして「投資信託」がどういうものかに焦点を絞ってお伝えしたつもりだ。
投資は始めてという方もまずは投資信託がどういうものかを理解した上で、次のステップに移ってもらいたい。
次回は投資信託を買う口座開設について、書こうとおもう。
参考までに過去に書いた記事も見ておくれ。